ときに光の数と光源の数が合わない時がある。たとえば国旗。重要なときにこそ掲げられる1つのマスターである。いくばくかの年輪とともに歩み続ける事実にたいして、何億もの血風が散り散りと余白を埋めていったか。
歴史というものは怖い。
涙で明るみにでるボールペンのごとく、新しい名前が出てくるたびに1つ1つマークが増えていく、赤いフィルムもしかり。
ゴールはどこに消えた。
名もなき叫び声が胡椒とともに前線へ送り込まれる。そこで待ち受けているのは地獄にもにた目録であろう。受けて立てるだけの体力と気力は残っているのであろうか。
僕らの世代はベトナムを知らない。