ハロウィン東京02
そんなにやりたいわけじゃなかったけど、じゃあ、なにがやりたいと言われてこまるこれからのこと。どこにもいけないし、でもじゃあ、マメに探してます私、みたいな顔も気持ちわるいなぁって感じる。言い訳ばっかりだけど、そうやって埋めていくしかないなぁとも思う。
いつもどおりだと、家を出た。会社は、有楽町にある大きなビルだから、丸ノ内線でいくとして、そこまでの行き方がうまく思い出せない。
丸ノ内線という、言葉だけはすんなり出てくるのに、じゃあそこがどこにあるのか、が、よくわからない。ここにあったはずだ、なら、まだよかった。でも、ここにあるはずなのに。すら、それすら、思い出せない。
振り返るべきなのか。
何のために、電車の乗り場所を探しているのか。
むしろ、探せてない。
どちらに向かっていいのかわからない、歩き出せない。
家のドアすらあけられない、
そこに地図がないから。
となると、自分が今までのいる場所すらも怪しくなってくる。
ここは本当に一日のスタートラインとして、正解なのであろうか。
ドアがあけられないのは、本当はドアの開け方すらもわからないのではないか。
昨日はどうだったんだ。
昨日はどうやって生きてたんだ。
思い出せない。
喪失したのか。
いや、昨日はどうやって生きたかなんて、人生で思い出そうとしたことがないから、
そこにたいして思い出せないのは、ある程度のしかたがないんではないかと思わなくもない。
そういうことでいいかしら、
よくないです、
よくないでしょうか、。
風が吹いてきました?
いえ、まったくかんじません。