クシャ。03
(=゚ω゚)。
紙コップのペパカプ、ストローのストロルン。もっさりした生き物スワロとカケル。
人物紹介をしよう。
写真とか使って。
◯食卓
一台の大きなビデオカメラを囲んでいる、ペパカプとストロルンとスワロとカケル。
ペパカプ『映画をとりたいと思っている』
ストロルン『映画ってなんだろうね』
◯ペパカプの紹介
紙コップの世界から、抜け出た紙コップ。埋め込まれた考える力によって、クシャられないことを目標に生きている。
ベランメー。
紙コップ特有の短い生涯を生き延びるためにわ選択肢の少なさを自分の誇りだと思い、即決即断を信条にしている。負けず嫌いであり、極度のビビリ。自分の脆さを知っている。
『俺の代わりはいくらでもいる…でも俺はクシャらない!クシャられてたまるか!!』
紙コップ界の名言。
何かを注がれるとエクスタシーを感じる。その代わりそれは人生に一度。最高のエクスタシーを感じて、朽ち果てる。
生き延びることが正解なのか、それともあっというまに最高の悦びの中でクシャられるのがいいのか。
もったいない。という言葉を、
どうとらえていいのか未だに答えを出せていない。
ストローのストロルンとは、お互いに骨を拾うと約束した仲。彼が正気を保てているのは、ストロルンのおかげかもしれない。
いつ出会ってもいいように、いつでも初対面みたいな顔をするペパカプとストロルン。
何度目の出会いなのだろうか。
そこに対する言葉は、2人は交わしたことがない。