ハロウィン東京02
そんなにやりたいわけじゃなかったけど、じゃあ、なにがやりたいと言われてこまるこれからのこと。どこにもいけないし、でもじゃあ、マメに探してます私、みたいな顔も気持ちわるいなぁって感じる。言い訳ばっかりだけど、そうやって埋めていくしかないなぁとも思う。
いつもどおりだと、家を出た。会社は、有楽町にある大きなビルだから、丸ノ内線でいくとして、そこまでの行き方がうまく思い出せない。
丸ノ内線という、言葉だけはすんなり出てくるのに、じゃあそこがどこにあるのか、が、よくわからない。ここにあったはずだ、なら、まだよかった。でも、ここにあるはずなのに。すら、それすら、思い出せない。
振り返るべきなのか。
何のために、電車の乗り場所を探しているのか。
むしろ、探せてない。
どちらに向かっていいのかわからない、歩き出せない。
家のドアすらあけられない、
そこに地図がないから。
となると、自分が今までのいる場所すらも怪しくなってくる。
ここは本当に一日のスタートラインとして、正解なのであろうか。
ドアがあけられないのは、本当はドアの開け方すらもわからないのではないか。
昨日はどうだったんだ。
昨日はどうやって生きてたんだ。
思い出せない。
喪失したのか。
いや、昨日はどうやって生きたかなんて、人生で思い出そうとしたことがないから、
そこにたいして思い出せないのは、ある程度のしかたがないんではないかと思わなくもない。
そういうことでいいかしら、
よくないです、
よくないでしょうか、。
風が吹いてきました?
いえ、まったくかんじません。
ハロウィン東京
曲がっているシールを、貼るタイミングで呼んでもらえればどうにかまっすぐ貼る方法を伝えるのだが、そんなタイミングで呼ばれるわけないし、じゃー車で30分です道が混んでなれば、あ、ごめんなさい車持ってないんですよ、免許はゴールドなんですけどね笑 じゃー、まあ最寄駅からわりと歩きますよ、わかりやすいですけど本当とにかくまっすぐなんで、はい、つくばは乗ったことないのでわりと楽しみですよ、あ、でもちょっと別件入っちゃったんで今回のシール的な件はぼく的にはスルーでもいいかなぁ。みたいな会話の不毛さと、あるある系の笑を、うまく噛み舐めして、ホームボタンを押す感じでさっとしまう今日の一コマ。
ユーチューブのCMみたいに、なんかどうにかねばってやろうなんて魂胆もなく、さらっと閉じるみんなの瞳は、ある意味今の時代を映すというのよりは、流すって感じで、あーやっぱり時代っていうのは、せせらぎなんだなぁって空気を飲み込む道玄坂の登り。
1つのタマゴが届いたのは、
たしか空が緑色だった日。なんでだろう、お盆のせいかなぁと思ったけど、空が緑色だった。もしかしたら、クーラー苦手なんすよなんて言って夜中暑くて眠れなかったバイトの同僚が、計算があわないんだけど、そのままの言葉を信じれば37時間くらいクーラーつけた途端寝てしまって、バイト始まる時間にこなくて、いつも帰るのに結局、まあいけないことなんですけど、そのまま16時間くらいぶっ続けでバイトして、うん、ファーストフード店ね。そこで、変に夜中チカチカする蛍光灯をぼーっとみたりしながら休憩とれねえよって誰にも見えないところでうまく休んで、そのまま仕事終わりの勢いでコンビニいって、なんか微妙な仲間意識とともにクソみたい接客だからブチ切れてやろうかって感じで、店員の目の前で缶ビール、いや、350の発泡酒を開けた一気飲みして自動ドア開くの遅えんだよ!とか、啖呵のつもりでボソッと言って、職場がある地下の一連のスペースから、浮かび上がった僕の目にはキツイキツイ太陽光。
何時間起きたら、こんな眩しい午前中を浴びれますか、そうですね、夕勤と夜勤をたして少しだべったくらいです。
緑色の空だ。
クシャられてたまるか
ひとつのなにかを中心にして、それを囲むようにいるペパカプ、ストロルン(ストロー)
ポンジ(スポンジ)。手袋(ビニル)。
◯とりあえず始まる
彼らの中央には、コンパクトなビデオカメラ。
ペパカプ「たとえば、名前で呼んであげるとかはどうだろうか」
ストロルン「あーこみ上げる。それこみ上げる」
ポンジ「最近のカメラはこれまでの流れを調べたりするとものすごく小さくなっているというか、すで
に形として残しておくのはある意味説得力のためだけなのか、そうじゃないのか」
手袋「あんまり、簡易的になっても温もりを感じられなくなっちゃうからね。ある程度のフォミュラン
は必要だと感じます」
ペパカプ「進む必要は非常にあるとおもうけれども、鬼を退治するって映画には鬼とか必要だしな」
ストロルン「俺らどうせ回収5分の一番最初に食べられちゃう、麦わら帽子の釣り糸たらしてるヒゲの
オッさんポジションだよ」
◯きっと目標
ペパカプ「何かを残すことは俺には可能なのか」
ストロルン「私の身体の中を通っていった彼らの事は覚えておきたい」
バーベキュー会場。散らかって重なっている紙コップとストロー。
ペパカプ「とめどねえなぁ。江戸弁の俺には、ったー短えことも腹くそがすっぽりびしゃっちまった
ぜ」
ストロルン「でも今日のペパカプ、すごい嬉しそうだった」
ペパカプ「こっぷでい。結局使われた時が一番嬉しいのかもなぁ。終わりを意識するからな、そこに迎
えるからな。毎日の紙コップに重なって、挟まれて同じ話してるのもいいきなもんだが、俺の性には
あわねえんだよ」
ストロルン「ラストスパット、泣きつかれるまで私はズズッていられたい」
ペパカプ「……映画とりてえなぁ」
◯そこに現れる、真っ赤な鬼とか
万能感をつくりだす、クリエイティブな生活
自分のことしか話せない人がいる。
あまり好きではないけれど、案外そーゆー人はモテる。しかも、意外と面白かったり。
主語が全部自分なわけだけど、
しゃべり出した子供とかもそーゆー話し方をする。僕はみてみてーって人に甘えることがあるけど、きっと何かを喋り続ける人も同じ心境な気がする。なんとなく、視線というか、なんというか。
リアクションというのは、どんなときでも嬉しい。
猫のリアクションは人間にとってかなり最高なのだろうとおもう。ただ、僕は犬派なので、ネコのリアクションが最高ならイヌのリアクションも最高だとうぉーっ!と言いたい。
リアクションがない、コミュニケーションほど凹むことはないわけで、例えばスキンシップを含むコミュニケーションでもリアクションがとても大事だと感じる、感じる。
リアクションがとても上手なのは、テレビにでてるヒーローの中から言えば木村拓哉だと思う。最近のドラマに関しては、どうしても動的人物を演じたい。という気持ちは非常にわかるのだけど、木村拓哉の一番の魅力は、受身のリアクションなわけで、
天真爛漫な松たか子みたいな、強気な山口智子みたいな、そんな人にたいしての、リアクションであったり、そんな彼にグッドラック。
でも、リアクションブームは過ぎ去ったのか、いやそんなことはないのだけど、
でもどー考えたって、ピン芸人はアクション派だし、スマホのゲームのキャラクターだって動的じゃなきゃ進まないし。
だれかが、どうにか前に進めてくれて、
自分は若手芸人のことを審査する、
中堅芸人のポジションの如く。
そこはかとない、不安というよりも、
全面的な幸福。否、降伏。
いままでは、テレビって箱が常に話しかけてくれて、自分は常に受け身でいればよかったのだけど、なんか、ネットって世界が登場して、双方向だ。とか、動的に自分で情報をつかみにいく。とか、てか。参加型だよな。とかいろいろあるけど、なんやかんや、受け身でいる事ができるのであれば、生き様というショウバイを、している!ユーチューバーなどをみていたいわけで。
ミクチャをみて、あーなるほど。と、ストレートに吸収できない歳では、あるけど、
なんとなく何かを作って発表したい衝動に関してはすごくわかるし、そーゆー気持ちは誰にでもあって、いわゆる表現。表現はみんなしたくて、本当の自分を出したいじゃないけれど、
きっとそれは普通のことで。
それが、いま非常に楽になっていて。
同じプリセット使っていても、ディズニーの同じ場所で同じ背景の写真を撮ろうとも、それは、自分のことしかしゃべらない人間の目線と同じで、自分という個性のお陰で、他人とかぶるなんてことはなく。
そのままの上手なのは綺麗な記憶を書き加える事ができたりするし、そこにみんなの目線なのかいいねなのか。承認欲求という言葉はあまり好きじゃないけど、結局そこにいくのか。
食欲、性欲、睡眠欲。なんてものに、ミテミテ欲が入ってくるわけだけど、いろんなものが簡単な方向に代替されてきているけれど、
認めてほしいという欲求も多分、かなり得やすいところに転がっているんだと思う。
それと、もしかしたら、優先順位的に、性欲とか食欲より勝る場合が増えてるのかも。
頭の中の世界で、目の前の世界が成り立ってくるのであれば、
身体から欲する欲求より、頭から欲する欲求の方がある意味本能なのではないであろうかんーどうでしょう。
おはようございます。
iPadはとても素敵だ。きっとそうだ。
そういうことにしよう。
なにはともわれい。何かをかくことによってうまれる、どことなくかしこしされなる、あまりある、様式美。いいこともやなことも、全て泣き出しそうな夜をかかえて、みんな声を出さないという選択肢だったり。
自分のやりたいことが、何かを一生懸命描きながら、それこそはきっとはっきりと、舞屋、毎夜、いいことも悪いことも、泣き言ひとつ言わずに濡れ煎餅みたい、
現れるのをまつばかりである。
ひほうぶん批評とか大事だよね、それでいいと思う。そうしたほうがいいと思う。
クシャ。03
(=゚ω゚)。
紙コップのペパカプ、ストローのストロルン。もっさりした生き物スワロとカケル。
人物紹介をしよう。
写真とか使って。
◯食卓
一台の大きなビデオカメラを囲んでいる、ペパカプとストロルンとスワロとカケル。
ペパカプ『映画をとりたいと思っている』
ストロルン『映画ってなんだろうね』
◯ペパカプの紹介
紙コップの世界から、抜け出た紙コップ。埋め込まれた考える力によって、クシャられないことを目標に生きている。
ベランメー。
紙コップ特有の短い生涯を生き延びるためにわ選択肢の少なさを自分の誇りだと思い、即決即断を信条にしている。負けず嫌いであり、極度のビビリ。自分の脆さを知っている。
『俺の代わりはいくらでもいる…でも俺はクシャらない!クシャられてたまるか!!』
紙コップ界の名言。
何かを注がれるとエクスタシーを感じる。その代わりそれは人生に一度。最高のエクスタシーを感じて、朽ち果てる。
生き延びることが正解なのか、それともあっというまに最高の悦びの中でクシャられるのがいいのか。
もったいない。という言葉を、
どうとらえていいのか未だに答えを出せていない。
ストローのストロルンとは、お互いに骨を拾うと約束した仲。彼が正気を保てているのは、ストロルンのおかげかもしれない。
いつ出会ってもいいように、いつでも初対面みたいな顔をするペパカプとストロルン。
何度目の出会いなのだろうか。
そこに対する言葉は、2人は交わしたことがない。
今日の予定。
おはようございます。
自信のつくり方という本が出ているそうで、
アメリカンジョークで、
あるプロデューサーの元にきた女優が急に綺麗になって、彼女になにを与えたのだという話になって、自信を与えただけさ。みたいなはなしがあって。
自信で解決できることって、たぶん思ってるよりおおいなぁと感じております。
今日は僕のところに来る前に寄り道してしていたメールが、夜中に飛んできたので、
それにたいしてアンサーソングを送って。
あとは、九州に出張があるから飛行機とって、株主にならなきゃいけないから、
株券の代わりに株主優待券買って。けっこーがっさり、たくさん売ってるんだなぁって感想をもつわけでして。
そのあとは、大学の先生に、講義の感想をお伺いして、そのスキにトイレとかすましたり。
電話もしなきゃ、最近、電話が第一声発するまでの時間がやたら長くて。
コメント求めたいですが、
僕もコメントを求められてるから、うまくまとめて提出しなきゃなー。コメントの送り先がわからないから、先方に確認しなきゃん、
ライトノベルという、人生の潤滑油。
『僕が毎日、同じ電車にのりにはそこはかとない理由があったりなかったり』や、『昔泣き虫だった彼女が、いつのまにか奥さんになってる僕は幸せなのか、そーなのか』(両作品共ブンブブ文庫)など、いまをきらめく、そして日常に馴染んでいる芸術はないと思われる。
すこしでも。はみ出したい1日があったとしても、気づいたらドアをあけて、同じ方向に歩き出していたとしても、そうして、同じコンビニに入って、迷った挙句いつもと似たような金額を払っていようとも。
クシャられてたまるか!02
ペパカプ『生きるってことはさ、一瞬の出来事
なんだよ。俺らみたいなのも輝く為に生きて
るわけじゃないし、誰かの為に生きてるわけ
でもない。クシャられない為に生きてるん
だ!!』
ペパカプの、声に反応して袋を突き破り、大
きく口を開ける、ストローのストロルン。
ストロルン、ペパカプに向かって、
ストロルン『ぐぉーーーーっ!!』
ペパカプ『ヤブレカブレ』
ストロルン『ペパカプ、出会いは昨日か、はた
またさっきの搬入かもしれないけど。僕はぐ
ぉーってきたね、ぐねぐねしちゃうよ心が。
首を突っ込んでもいいかい?噛まれるのは嫌
いじゃないけど。僕は隠し事が苦手だから
ね。』
ペパカプ『泣きっ面に、ストローだな』
ペパカプ、自分のベールを脱ぎ捨て、そこを
すぼめる紙コップたちの方を見渡す。
ペパカプ『クシャるなよ』
ペパカプとストロルン、あまりにも軽やかな
体を、ドアの開閉に乗せて外へ飛び出してい
った。
クシャられてたまるかい!
○コンビニエンスストア・棚
明るすぎる店内。1つの影もない。
無機質な中に流れる生活感。
多分、生きてくために必要な物体が数多く並
んでいるせいだろう。
紙コップのペパカプ、目をひらく。
紙コップAくんが、ペパカプの方をみる。
紙コップA『何度目の人生なんだろうなぁ』